- 中国の古いことわざ
家有一老,如有一宝。 (Jiā yǒu yī lǎo, rú yǒu yī bǎo.)
皆さん、敬老の日はどうお過ごしですか。本日、2026年9月21日は敬老の日であります。長年にわたり社会に尽くし、私たちを育んでくださった大先輩方に心から感謝と敬意を表する日。ただ祝うだけでなく、その経験と知恵に耳を傾ける、意義深い一日にしてほしいもんですな。
今日ご紹介するのは、中国の古いことわざです。「家に老いあれば宝あり」。これは、まさに真理を突いた言葉でありますな。
わしも若い頃は、本当に苦労の連続だった。貧乏で、食べるものにも事欠く中で、親父やお袋、そして近所の年寄りたちの知恵にどれだけ助けられたか。あの頃の年寄りたちは、まさに生きた教科書だった。世の中の道理も、人情の機微も、全て教えてくれた。人間、やればできるんだ。と、いつも背中を押してくれたもんです。
この中国のことわざが生まれた背景を考えてみれば、その重みがようわかる。広大な国土で、自然の猛威と闘い、数多の戦乱を経験してきた中国では、長寿そのものが並々ならぬ知恵と経験の証だった。一家を支え、子孫を導く老人の存在は、まさにその家の歴史と文化、そして未来を繋ぐ「生きた宝」だったわけです。農業社会では、季節の移ろいや天候の変化を読む老人の勘が、作物の豊作を左右することもあった。家族の和を保ち、争い事を収めるのも、経験豊かな老人の役割だった。彼らの言葉には、何百年、何千年と続く人々の暮らしの知恵が詰まっておるんだ。
現代の日本はどうでしょう。核家族化が進み、ともすれば年寄りは「厄介者」のように扱われる風潮がないとは言えない。しかし、これは大きな間違いだ。我々もかつては、老人の知恵を尊び、経験を活かす社会だったはず。技術がどんなに進歩しようとも、人の心や人生の機微は変わらん。若いもんには見えないものが、年寄りには見えるもんなんだ。失敗を恐れず挑戦する若者のエネルギーも大切だが、無駄な回り道をさせないための老人の助言もまた、かけがえのないものだ。これからの日本を考えれば、この知恵の源泉をもっと活用せんといかん。政治は生活だよ。そして、生活を豊かにするためには、経験という宝を疎かにしてはならない。
さあ、皆さんも、身近な年長者の話に耳を傾けてみてはどうですか。きっと、あなたの人生を豊かにする宝の言葉が見つかるはずです。
引用元:中国の古いことわざ



