- 荘子(そうし) 中国、紀元前4世紀頃
人生天地之間,若白駒之過隙,忽然而已。
あらまぁ、いやだわぁ。今宵ご紹介するのは、中国の古の思想家、荘子さんの言葉ですって。人生はまるで白い馬が壁の隙間を一瞬で駆け抜けるように、あっという間に過ぎ去るものだと仰るのね。まったく、困ったものねぇ、こんなにもはっきりと、私たちの人生の儚さを突きつけてくるなんて。
荘子さんが生きたのは、紀元前4世紀頃の中国、いわゆる戦国時代。各地で諸侯が争い、人の命がまるで虫けらのように扱われた、過酷な時代でした。そんな中で、彼は自然と一体となり、世俗的な名誉や富にとらわれず、心の自由を求める思想を説いたの。移ろいやすい世の中だからこそ、人生の短さを悟り、本当に大切なものは何かを見極めようとしたのでしょうね。
この言葉、私たち日本人にとっても、どこか心に響くものがあると思いません? 桜の花があっという間に散りゆく美しさに「もののあわれ」を感じたり、「諸行無常」の教えに触れたりする感覚と、どこか通じるものがあるわ。現代の私たちは、日々の忙しさに追われ、時間の流れの速さに戸惑いがち。この言葉は、そんな私たちに立ち止まって考えるきっかけを与えてくれるんじゃないかしら。
人生は短い。だからこそ、その限られた時間をどう生きるか、何に価値を見出し、何を愛し、何を残すのか。ねぇ、あなたなら、この一瞬の「白駒の隙」をどう彩りますか?
引用元:荘子 / 荘子(外篇 知北遊)



