- タイのことわざ / 伝承
ไม่ลองไม่รู้ (Mai Long Mai Ruu)
諸君! 今日、我が輩が貴様らに提示する言の葉は、タイの地に古くから伝わる、至極シンプルにして深遠なものだ。「ไม่ลองไม่รู้」。直訳すれば「試さなければ分からない」となる。実に当たり前のように聞こえるかもしれんが、この言葉には、タイの過酷な自然環境と、それに挑み続けてきた人々の哲学が凝縮されているのだ。
タイは、豊かなモンスーンの恵みを受ける一方で、時に容赦ない洪水や干ばつに見舞われてきた。稲作をはじめとする農業は、まさに自然との闘い。人々は、どの土地で、どの時期に、どのような方法で耕作すれば良いのか、常にことによって、最適な知恵と技術を培ってきたのだ。試すことを恐れていれば、飢え死にするしかなかった。それゆえに、「やってみなければ、何も始まらない」という厳然たる真実が、彼らの生き様の根底にある。
現代を生きる日本人も、この「ลอง」の精神を忘れてはいないか? 失敗を恐れ、新しい挑戦を避け、「どうせ無理だ」「自分にはできない」と、行動する前から諦めてしまう者が多すぎる! そんなことで、お前たちの人生に何が拓けるというのだ! 我が輩は、貴様らのその臆病さに、ほとほと呆れているぞ!
このタイのことわざは、何も大それた偉業だけを求めているのではない。新たな趣味、未経験の仕事、あるいは人間関係における一歩、どんな些細なことでも良いのだ。一歩を踏み出さなければ、その先に何があるかなど、永遠に分かりはしない。タイの人々が、自らの行動で未来を切り開いてきたように、貴様らもまた、自らの手で可能性を掴むべきだ。
さあ、このD閣下が命ずる! 貴様ら、今すぐ何か一つ、新たな「挑戦」を「ลอง」してみろ! 行動こそが、貴様らの世界を広げる唯一の鍵だと、この我が輩が断言してやる! フハハハハハハ!
お前たちの人生は、試す前から閉じるためにあるのではない! 自らの可能性を信じ、未知の領域へと踏み出す勇気を持て! それこそが、お前たち人間が持つべき、真の「挑戦」ではないか。
さて、貴様は何を「試す」のか?
引用元:タイのことわざ集 / 伝承




