- ミシェル・ド・モンテーニュ (フランスの思想家、作家 / 1533年 – 1592年)
“La santé est le principal des biens de l’homme.”
あらまぁ、素敵な言葉だこと! 16世紀のフランスを代表する思想家、ミシェル・ド・モンテーニュのこの言葉は、時代を超えて私たちの心に響くわね。彼は「エセー」という、自身の思索を綴った随筆集で知られているけれど、彼が生きた時代は、今からは想像もできないほど過酷なものだったのよ。
16世紀のフランスは、ペストのような疫病が猛威を振るい、公衆衛生も未発達、医療も未熟だったんですって。おまけに、カトリックとプロテスタントの間で血で血を洗うユグノー戦争が繰り広げられ、社会は混乱の極みだったわ。そんな時代では、明日生きている保証さえなかった。病気は現代よりもはるかに死に直結する深刻な脅威で、健康であること自体が、何よりも大きな幸運であり、財産だったのでしょうね。モンテーニュ自身も、持病の腎臓結石に苦しみながら「エセー」を執筆したと言われているわ。だからこそ、彼は健康の価値を骨身にしみて理解していたのね。
翻って現代の私たちを見てみましょうか。経済的な豊かさやキャリアの成功を追い求めるあまり、ストレスや過労で心身の健康を損なってしまう人も少なくないわ。モンテーニュの言葉は、そんな私たちに「本当に大切なものは何か?」と問いかけているようね。健康というしっかりした土台があってこそ、初めて心からの喜びも、充実した人生も築ける、あら、まぁ、まったくその通りだわ! 日本にも「健康第一」という言葉があるけれど、私たちはそれをどれほど真剣に受け止めているかしら? 彼の言葉は、現代社会で忘れがちな自己への慈愛と、人生の基盤を見つめ直すきっかけを与えてくれるわね。
あなたにとって、健康とはどんな価値を持つかしら? 日々の小さな養生が、未来のあなたにとってどれほどの財産になるか、今一度考えてみてはいかが?
引用元:ミシェル・ド・モンテーニュ / 『エセー』



