若者のPC離れ

内閣府の行った8400世帯を対象とした消費動向調査によると、今年3月末時点でのスマートフォン普及率は54.7%と5割を超え、前年より5%強増えているそうです。
またタブレット端末は2割強の普及という事なので、ICTのパラダイム・シフトに伴いデバイス特性によるキーボード入力からタッチ操作へマジョリティのバランスが変化してきているのでしょう。

このことに対して、次のような記事がありました。

「PC離れ」はスマートフォンの影響が大きいが、スマートフォンを中心とした文化はPCのそれとは異なる。たとえばキーボードでの入力スピードが遅い、長文の文書やメールを作成できない、という人たちが急増する可能性がある。

情報元:
スラッシュドット・ジャパン - 数年後にはPCが使えない若者が入社してくる?
Togetterまとめ - 3年後の新入社員はメールを使えない場合がある

キーボード私は小さい文字が苦手 sob という事もありますが、いろいろと勝手の良さから(デスクトップ)PCを主に、スマートフォンやタブレット、ネットブックなどはモバイル用のデバイスという使い分けをしています。
この習慣は昔、Palmデバイスを使っていたころから変わりません(Palmは母艦(PC)に接続したクレードル経由でデータをシンクロしていたけれど、今はクラウドストレージを利用することで、クレードル抜きでシンクロできるようになったといった感覚)。

フリック入力はそれなりに慣れますが、やはりキーボード入力の方がいいです。
だから、鞄にはタブレットと一緒に無線キーボードも入れておき、外出時ドキュメント作成があれば使っています。/. の投稿にもありましたが、タッチタイピングの必要があればトレーニングして習得すればいいことだと思います。

Siriなどの音声入力や、ソーシャルIMEもあり、デバイスもウェアラブル端末が普及すればまた入力方法のトレンドも変わってくるのでしょうね。

ちなみにMicrosoft研究部門のMicrosoft Researchは、Android Wearウェアラブルデバイス向けの手書きキーボードアプリ Analog Keyboard をリリースしたそうですが、これって先のPalmで活躍していたGraffiti入力を思い出します。

http://youtu.be/_Iu7bUKKrJE
情報元:
Engadget Japanese - マイクロソフト、Android Wear用の手書きキーボードAnalog Keyboardを実験リリース

その他参考:
総務省 - 平成26年版情報通信白書