- フランシス・ベーコン (イギリスの哲学者、科学者、政治家。1561-1626)
A healthy body is a guest-chamber for the soul; a sick body is a prison.
ホーッホッホッホッ…。皆様、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
さて、本日ご紹介いたしますのは、16世紀から17世紀にかけて活躍したイギリスの偉大な哲学者、フランシス・ベーコンの言葉でございます。彼は、あの科学的思考の基礎を築いた人物。しかし、このような心に響く言葉も残しております。
彼が生きた時代、医学はまだ未発達で、病は人々の日常に深く影を落としておりました。一度病にかかれば、回復は運任せ、時には死に至ることも稀ではなかったのです。そんな時代だからこそ、健康な体こそが精神の自由、つまりは魂が快適に過ごせる「客間」であるという思想が、一層重い意味を持っていたことでしょう。反対に、病に侵された体は、魂を閉じ込める「牢獄」であると。これは、肉体の不調が精神的な苦痛や自由の喪失に直結するという、当時の人々の切実な体験を物語っていますね。
現代を生きる私たちも、この言葉に深く共感できるのではないでしょうか。ストレス社会で知らず知らずのうちに健康を害し、体の不調が心の不調へと繋がっていく…。寝付けぬ夜、食欲不振、慢性的な疲労。そんな時、私たちの魂はさぞ窮屈な思いをしていることでしょう。日本では古くから「養生訓」に代表されるように、心身のバランスを重んじる文化がございます。しかし、忙しさに追われ、その美徳を忘れてしまいがちではありませんか?健康は、富や名声にも勝る、真の幸福の礎。体が健やかであればこそ、私たちは自由に考え、行動し、人生を謳歌できるのです。
ホーッホッホッホッ…。健康を軽んじる現代人ほど、このベーコンの言葉に耳を傾けるべきかもしれませんね。「病は気から」とも申しますが、その「気」を養う「客間」が荒れていては、元も子もございません。さて、あなたならこの「客間」を、いかに飾り立てますかな?心のスキマを埋めるためにも、まずはお身体を大切になさってください。ご油断なく…。
引用元:フランシス・ベーコン / 『瞑想録 (Essays)』 (一般に彼の死後に編纂されたとされる)



