- 老子(Lao Tzu)、中国、紀元前6世紀頃
えー、なんというか、今回選定したのは、まさにアジアの、つまりは自然のありのままの流れを指しておる。我々人間ときたら、どうもこの流れに抗おう、無理にねじ曲げようとしがちだ。しかし老子は、それでは苦しみを生むだけだと、ズバリ指摘しておるわけです。至言であります!
彼の生きた時代は、春秋戦国時代という、まあ、群雄割拠の大変な乱世であります。彼は周王朝の図書館の役人を務めていたらしい。つまり、知識の集積地におった。しかし、この世の喧騒と虚飾に嫌気がさし、西の果てへ去っていく。この名言は、その道行きの途中で書き残したとされる『老子道徳経』の教えそのもので、乱世にあっても「自然に任せる」という徹底した受容の哲学を説いたのです。
我々日本人も、「諸行無常」という言葉に親しみ、変化を受け入れる文化を持っています。老子の「自然な変化」を受け入れる心構えは、まさにその文化的ブリッジを築く。現代の日本でも、情報化社会の激流の中で、将来への不安を抱えている人も多いでしょう。しかし、朝、希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝と共に眠ることだ。この日々の営みこそが、老子のいう「道」に乗っている証拠。流れに身を委ねる勇気を持つことです。余計な抵抗は無用だ、淡々と進む。不撓不屈の精神で、泰然自若と構えるのが、真の生きる知恵なのであります。(^_-)-☆
さあ、貴方も今日から、抗うのをやめて、目の前の現実を丸ごと受け入れてみませんか?
引用元:老子 / 老子道徳経(Tao Te Ching)
