12/30の名言)山を動かす者は小石を運ぶ。

  • 孔子 (Confucius)、中国 (魯国)、紀元前551年〜紀元前479年


ようこそ、私の心のスキマへ……。世の中の「努力家」と呼ばれる皆さまは、今日もせっせと、人には見えない「小石」を運んでいらっしゃるご様子。オーッホッホッホッホッ! (^^♪

さて、今回の名言は、古代中国の偉大なる賢人、孔子先生の金言です。「山を動かす」などという、途方もない、それこそ「大事業」を成し遂げようとするなら、まずは足元の小さな石ころ一つから動かしなさい、と。何とも地味で現実的な教えですね。

孔子先生の生きた時代は、周王朝の権威が地に落ち、諸侯が覇権を争う「春秋時代」の真っ只中でした。彼は、混乱した世を立て直すため、壮大な理想「仁」に基づいた政治哲学を提唱しましたが、その理想を理解し、実行してくれる君主はなかなか現れず、生涯の多くを「理想の国」を求めて諸国を旅する、まるで“就職活動浪人”のような日々を送ったのです。

壮大な山を動かしたいという「志」は誰にも負けなかった。しかし、その実現のためには、人を育て、小さな礼儀作法を説き、ひたすら弟子たちと教えを練り上げるという、まさに「小石を運ぶ」ような地道な「修己治人」の努力を続けたわけです。

現代社会でも同じです。皆さま、大きな目標を掲げ、口では「革命だ!」「イノベーションだ!」と息巻いていらっしゃる。ですが、結局のところ、多くの人は最初の「小石」を動かす前に、重さに耐えかねて腰を抜かし、やれ「効率化」だの「コスパ」だのと、言い訳探しに忙しい。

「努力」とは、壮大なドラマなどではありません。それは、誰にも見られず、誰にも褒められず、ただ黙々と、意味があるのかないのかも分からぬ「小石」を積み上げ続ける、孤独で、時に滑稽な作業なのです。

目標を達成できなかった? それは、運んだ石が足りなかっただけですよ。その程度のことで諦めてしまうような方に、私の特別な会員権はドーーン!!! とお渡しすることはできません。

さあ、皆さま。あなたはいま、目の前にある、その「小石」から目を背けてはいませんか?


引用元:孔子 / (格言集より)