12/12の名言)慈悲は、苦しみを和らげようとする強い願いである。

meigen_kaisetsu

– ダライ・ラマ14世(テンジン・ギャツォ)、チベット、1935年~

ダライ・ラマ14世のこの言葉、一見すると穏やかですが、その真の深さ、つまり「強い願い」という部分の重みを理解するのは、 きびし~い! (T_T)
仏教の教えの根幹にある「慈悲」とは、単なる「かわいそう」と思う感傷や同情心ではありません。それは、積極的に他者の苦しみを軽減しようという、 強い意志と行動 を伴う、揺るぎない決意のことなんですよ。

この名言が生まれた背景には、法王の 哀しい ほどに過酷な人生のエピソードがあります。1959年、故郷チベットが危機に瀕し、法王はわずか23歳でヒマラヤを越えてインドへの亡命を余儀なくされました。この時、彼は故郷を奪われ、数多くの同胞が苦しむ状況に直面しながらも、報復や憎しみの道を選ばず、一貫して 非暴力の原則 を守り抜きました。

この「苦しみを和らげたい」という強い願いは、憎しみという 怒り を乗り越え、昇華させた究極の決意なのです。憎しみは新たな苦しみを生む連鎖を招きます。その連鎖を断ち切るために、まず私たち自身の心の中に平穏と強い意志が必要だと、法王は説いているわけです。

皆さん、この教えの真髄を、心底から 人間としての義務なのです ♫。

さあ、あなたの日常の小さな行動が、世界をどれだけ明るくできるか想像してみてごらんなさい。今、あなたができる「苦しみを和らげる強い願い」とは何ですか?


引用元:ダライ・ラマ14世 / 『ダライ・ラマ 14世法話集』