– チャールズ・ラム(Charles Lamb)、イギリス、1775年2月10日 – 1834年12月27日
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「誰にでも、一年に一度、自分だけの特別な記念日があります。それが誕生日です。しかし、それとは別にもう一つ、王様から靴屋まで、この世のあらゆる人々が等しく分かち合う『共通の誕生日』があります。
イギリスの随筆家、チャールズ・ラムは、新しい一年の幕開けをそのように表現しました。彼は、1月1日という日を、単なるカレンダーの切り替わりではなく、人類全体が新しく生まれ変わる儀式のように捉えていた事で知られています。
彼の人生のを知ると、この言葉の重みがグッと増します。ラム氏は生涯独身を貫き、精神を病んだ姉メアリーの介護に献身しました。彼の随筆には、過去への愛着や、新しいものに対するシャイな感情がしばしば綴られています。そんな彼が、自らの特別な誕生日が忘れられがちだと感じつつも、元日をと呼んだのです。これは、地位や国境、過去の成功や失敗に関係なく、誰もが「リスタート」というビューティフルな機会を平等に与えられる、という普遍的な哲学を表現しています。
日本のカレンダー上の元日は、新しい年の神様を迎える「ハレの日」ですが、彼の言葉はそれを世界共通の「魂のリフレッシュ」の日に昇華させています。過去の失敗で「もうダメだ…」とサッドな気分になっても、元日という共通のスタートラインに立てば、誰もが新しい自分に生まれ変わることを許されるのです。まさに、人類全体が年に一度、無条件で新しい生命を授かる「コモン・バースデー」!
さあ、今日というグレートなチャンスを、あなたは何から始めますか?この一年、毎日を「最高の誕生日」のように、エキサイティングに生きてみませんか?
引用元:チャールズ・ラム / エリア随筆「大晦日(New Year’s Eve)」
