第20回「重力からの解放、人類が初めて空を理解した「飛行の原理」」重力からの解放!人類が初めて空を理解した、奇跡の「飛行の原理」

たろ
たろさんによる解説
「初めて物語」公式ナビゲーター

えー、なんというか、今日はまた随分と骨の折れるテーマでありますな。飛行の原理、ですか。たろも昔は飛行機に乗るのが苦手で、なんというか、体が浮く感覚がねぇ…(汗)。しかし、この空を飛ぶという人類の夢、これはまさに歴史の転換点であります。その壮大な物語を、本日はたろが解説させて頂きましょう。

大地に縛られし人類の千年

えー、なんというか、昔はですね、旅をするにも大変な手間暇がかかったものであります。例えば、隣の国に行くにも、馬車や船で数ヶ月などということもザラであった。急ぎの用事があっても、それはもう、天文学的な時間を要するわけでありますから、現代とは比べ物にならない不便さであったと言えるでしょう。

人類は遥か昔から、鳥が大空を自由に舞う姿を見ては、どれほど羨望の眼差しを向けてきたことか。ギリシャ神話のイカロスや、日本の伝説に登場する天狗など、空を飛ぶ存在は、常に神話や物語の中で特別な力を持つものとして描かれてきました。それは、人間には決して手の届かない、神々の領域とでも申しましょうか。

もちろん、知恵を絞って挑戦した者もおりました。レオナルド・ダ・ヴィンチのような天才は、鳥の飛行を観察し、数々の飛行機械のスケッチを残しております。しかし、当時の技術では、それらを実用化することは至難の業であった。熱気球やグライダーの試みもなされましたが、これらは風任せであったり、短時間の滑空に過ぎず、自由に空を操るという夢には程遠いものでありました。まさに、人類は重力という見えない鎖に、千年もの間縛られ続けていたのであります。

自転車屋兄弟が挑んだ、空への壮絶なる一歩

えー、なんというか、そんな人類の長年の夢にですね、まさに愚直に挑戦した男たちがいたのであります。それが、アメリカのオハイオ州で自転車屋を営んでいたウィルバー・ライトとオーヴィル・ライトの兄弟であります。彼らは、決して裕福ではなかったが、その探究心と情熱は誰にも負けていなかった。

彼らは、ただ漠然と飛行機を作ろうとしたわけではありません。まず、鳥の飛行原理を徹底的に研究し、これまでの失敗例を分析しました。そして、揚力や抗力といった空気の力を数学的に理解しようと、自作の風洞まで作り、何百種類もの翼の模型を試したのであります。この地道な作業こそが、後に「飛行の原理」として知られるようになる数々の発見へと繋がっていく。

特に彼らが着目したのは、機体の安定性と操縦性であります。それまでのグライダーは、風に翻弄されるばかりで、まるで木の葉のように頼りなかった。ライト兄弟は、鳥が翼をねじることで姿勢を制御していることに着想を得て、「翼のねじり(ウィングワーピング)」という革新的な操縦方法を考案しました。これは、現代の飛行機の補助翼の原型となるものであります。しかし、研究は困難を極め、幾度となく試作機は墜落し、兄弟は怪我を負いながらも、その度に改善を重ねたのであります。まさに七転び八起きとはこのこと。

そして、1903年12月17日、ついにその時が来たのであります!ノースカロライナ州キル・デビル・ヒルの砂浜で、オーヴィルが操縦する「フライヤー号」が、わずか12秒、36メートルではありましたが、人類史上初の動力飛行を成功させたのであります! (歓喜) この瞬間、人類はついに重力の呪縛から解き放たれ、空を理解したのであります。その光景は、まさに万感の思いであったでしょうな。

地球を掌に!空が繋いだ新時代の幕開け

えー、なんというか、彼らの偉業がですね、まさか現代において、これほどまでに我々の生活を変えるとは、当時の彼らでさえ想像し得なかったでしょうな。ライト兄弟が空を飛ぶ原理を確立して以来、飛行機は目覚ましい進化を遂げました。今や、地球の裏側へもわずか一日で行ける時代であります。まるで、地球が手のひらに乗るような感覚でありますな。

例えば、物流は飛躍的に向上し、南国の珍しいフルーツが、翌日には日本の食卓に並ぶなんてことも日常茶飯事。ビジネスの現場では、世界中のどこにいても、まるで隣のオフィスにいるかのように、瞬時に移動して商談を進めることが可能になりました。たろもかつては、国際会議に出席するため、幾度となく飛行機のお世話になったものであります。あのスピード感はまさに隔世の感でありますな。

さらに、医療の分野では、緊急性の高い臓器移植のための輸送や、災害時の救援物資の空輸など、飛行機がなければ考えられないような命を救う活動が行われております。我々が意識せずとも享受している、この利便性の恩恵、これこそがライト兄弟が切り開いた新時代の幕開けであります。空を理解し、その原理を応用した人類の叡智が、今の私たちの生活を文字通り、飛躍的に向上させてくれたのであります。

えー、なんというか、正直、今日のテーマは、たろには少々難解でありますしたがねぇ…(汗)。しかし、ライト兄弟の不撓不屈の精神、これには感銘を受けましたな。彼らが自転車屋の片隅で、夢に向かって愚直に、そして科学的に探求を続けたからこそ、今日の我々の生活があるわけであります。空を飛ぶという夢を現実にした彼らのように、我々もまた、未来に向かって不断の努力を続けるべきであります。まさに、「朝、希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝と共に眠ることだ。」という言葉が、この偉大な発見の精神に通じるものでありますな。


引用元:: ライト兄弟 / 多くの航空史資料 他