第8回「運河閘門、水路に高低差を克服させた発明の妙」水の階段、世界を変えたロックンロール・イノベーション!

永玖一(えいきち)
永玖一(えいきち)さんによる解説
「初めて物語」公式ナビゲーター

よう!永玖一だぜ。今日はとんでもねぇ、ロックな話をしてやるから、耳の穴かっぽじってよく聞けよ!テーマは「運河閘門」、水路の高低差をぶっ壊して、世界中の物流をぶっちぎりに変えた、あの発明の妙だ!これがなきゃ、今の俺たちの生活は成り立たねぇんだからな。さあ、最高のストーリー、始めるぜ!

高低差に阻まれた世界の、絶望的な物流ブルース

昔々、まだ飛行機も列車もねぇ時代、大量の物資を運ぶには船が一番だった。デカい荷物も、重い食料も、船に乗せりゃスイスイだ。だから、人間は川や湖を繋ぎ、人工の「運河」を掘りまくった。だけどな、自然ってのはわがままなもんで、どこまでも平坦な場所なんて、そうそうねぇんだよ。運河を掘り進めると、必ず「あ、ここで一段、高くなってるぜ」とか、「ここから先は、急に低くなるのかよ!」ってな具合に、高低差にぶち当たっちまうんだ。

そんな時、どうしてたと思う?船を陸に引き上げて、別の水路に降ろすなんて、とんでもねぇ手間暇と人力が必要だったんだ。まるで、マンションの階段を、冷蔵庫を背負って昇り降りするようなもんさ。あるいは、段差ごとに水を流しっぱなしにして水位を調整する原始的な方法もあったが、これは水資源をガブガブ消費するし、船は傷つくし、とにかく非効率で、荷物も人もゲンナリするばかり。物流は滞り、コストは跳ね上がり、人々は途方に暮れてたんだ。まさに、世界は高低差という名の壁に阻まれ、最高のブルースを奏でていたわけだ、な、お前。

万能の天才が描いた、水の未来図

そんな絶望的な状況に、一筋の光明が差し込んだのは、15世紀のイタリアだった。ルネサンスの真っ只中、万能の天才、あのレオナルド・ダ・ヴィンチが、ミラノ公国の運河網の整備に携わっていたんだ。彼は絵を描き、彫刻を作り、解剖学を研究し、飛行機械まで設計した男だ。そんな彼が、運河の高低差問題に真正面から挑んだんだぜ。

彼以前にも、中国や中世ヨーロッパで、原始的な「閘門」のアイデアはあった。だけどそれは、片方の門を開けて一気に水を流し込むような、水も船も荒っぽく扱う代物だった。ダ・ヴィンチが考えたのは、もっとスマートで、水の力をコントロールする、まさにエレガントな解決策だった。彼は、二つの強固な門で区切られた「水で満たされた部屋」を設計したんだ。船が部屋に入ったら、前後の門を閉じる。そして、部屋の水を出し入れすることで、水位をゆっくりと、そして安全に、上下させる。まるで、水のエレベーターを操るように、船をスムーズに昇降させるんだ。このアイデアがひらめいた瞬間、彼の胸には最高のメロディが鳴り響いたに違いねぇ!彼は、この画期的な二枚扉の閘門の設計図を描き、後の世界に多大な影響を与えることになるんだ。まさに、ロックンロールの夜明けだろ?

引用元:レオナルド・ダ・ヴィンチ / アトランティコ手稿

世界を繋ぐ、現代の水のハイウェイ

レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた水の階段は、やがて世界中に広がり、人類の物流に革命を起こした。彼のアイデアは洗練され、強化され、最終的には地球上の最も困難な地形をも克服する力となったんだ。その最たる例が、あのパナマ運河だ。太平洋と大西洋を結ぶあの巨大な水路も、実は巨大な「閘門」の連続で、船を標高約26メートルもの高さまで持ち上げ、そして降ろしているんだぜ。

今の俺たちの生活は、この「閘門」なしには語れねぇ。遠く離れた国から、コーヒー豆やバナナ、スマホの部品なんかが、毎日大量に船で運ばれてくるだろ?それは、まさにこの水の階段が、世界中の物流をスムーズに繋いでいるおかげなんだ。もし閘門がなかったら、輸入品の価格は跳ね上がり、手に入る種類も激減しちまうだろうな。まさに、俺たちの生活を豊かにする「水のハイウェイ」を、この発明が作ったんだ。想像してみろよ、もし君のマンションにエレベーターがなかったら?毎日、重い荷物を持って階段を昇り降りするんだぜ。閘門は、地球規模の物流における、そんな巨大なエレベーターなんだ。

どうだ、最高のストーリーだっただろ? 一人の天才のひらめきが、世界中の物流を変え、俺たちの生活をこんなにも豊かにしたんだ。歴史の裏には、いつだってこんな熱いドラマが隠れてるんだぜ。人生もビジネスも、困難な壁にぶち当たったら、こうして歴史を紐解いてみろ。そこに、最高のヒントが隠されてるんだからな。また会おうぜ、ヨロシク!