7/15の名言)感謝は最大の美徳、全ての美徳の母。

  • キケロ (Marcus Tullius Cicero) / 古代ローマ / 紀元前106年–紀元前43年

Gratiam referre est non modo magna sed omnium virtutum mater.


あらまぁ、いやだわぁ、今日のテーマは「感謝」ですって。まるで、わたしの若い頃のロマンスのように、奥ゆかしくも情熱的な響きがいたしますわね。ご紹介するのは、古代ローマの偉大な哲学者、キケロの言葉ですって。「感謝は最大の美徳であるだけでなく、他のすべての美徳の母である。」…まあ、なんて 含蓄のあるお言葉でしょう。

キケロが生きた時代は、共和政ローマがまさに内乱と政治的混乱の渦中にあった頃。彼自身も、弁論家として、政治家として、そして哲学者として、その激動の時代を駆け抜けた方です。権謀術数渦巻く世にあって、人々の信頼関係や社会の秩序が崩れゆくのを目の当たりにしたことでしょうね。そんな中で、彼は「感謝」こそが、人間社会を支える最も根源的な力だと見抜いたのです。感謝の心がなければ、人は利己的になり、約束は破られ、信頼は失われてしまう。だからこそ、「全ての美徳の母」とまで言い切ったのですわ。

考えてみれば、わたしたち日本人の心にも、この「感謝」の精神は深く根差していますよね。「おかげさま」という美しい言葉があるように、私たちは常に他者との繋がりの中で生き、その恩恵を大切にしてきました。現代の世は、ともすれば個人主義が強まり、周りへの配慮を忘れがち…あらあら、現代人は忘れがちかしらね。キケロの言葉は、そんな私たちに、もう一度、心の奥底に眠る感謝の気持ちを呼び覚ますよう、強く訴えかけているように感じられます。感謝の心があれば、争いも少しは和らぎ、もっと豊かな人間関係を築けるはず。さあ、あなたも今日、誰かに心からの「ありがとう」を伝えてみませんか?


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引用元:キケロ / 『義務について』(De Officiis)