DNAストレージ
現在トレンドなバズワードにクラウドコンピューティングがあります。
2020年までにインターネット上に存在するデジタルデータが44兆GBに達するそうです。このサイズは2013年までに保存されている全デジタルデータの約10倍に当たるそうです。
そこで増加し続けるデジタルデータを保存するストレージとして,DNAが近年注目を集めていると言うのです。
2013年には欧州バイオインフォマティクス研究所がPDF・MP3・JPEG・TEXTといった4つのファイル形式で保存されたデータをエンコードしてDNA配列にすることで保存に成功したそうです。
エンコードの方法はバイナリコード化したデータをトリプレットコード(3つの塩基)に変換し,DNAらせん構造を構築するという事です。
100塩基をDNAらせん構造1つとして,複数でき上がったものはコンペア用に25・50・75塩基に区切り,100塩基のDNAの一部分を重複させて保存するそうです。
ところで今は○○のゲノム解読に成功などと話題は尽きませんが
「ジャンクDNA」をご存知でしょうか。
遺伝子情報記述不明領域の事で,地球上の全生物のゲノムに共通して存在するそうですが,これまで単に機能不明の塩基配列と考えられていたところ近年は機能は分からないけれど生命活動で何らかの重要な働きを持つ有用な部分との見方が強くなりジャンクという呼び方は適切ではないともされるようになってきたそうです。
このジャンクDNA,ヒトDNAだと97%を占めているそうなのですが,地球外生命体の遺伝暗号だという説もあります。
情報源: ハードディスクを上回る超大容量・低維持コストで全世界データの保存も可能な「DNAストレージ」とは? – GIGAZINE
情報源: 地球外生命からのメッセージは人間自身の DNA の中にある」と主張するオーストラリアの宇宙生物学教授 – In Deep