「ムーアの法則」の有効期限

ムーアの法則とは半導体の集積密度は18~24ヶ月で倍増するという,Intel創設者のひとり,ムーア博士が経験則に基づき提唱した法則。
1年ほど前にも,IBMが7nmノードのテストチップ開発した話題を取り上げましたがこの時にも微細化の限界について触れていました。

SIA(米国半導体工業会)の発表した ITRS(国際半導体技術ロードマップ)によると
2021年にはマイクロプロセッサで使用されるトランジスタをさらに微細化することが現実的ではなくなるらしいのです。

ムーアの法則

そこでレポートでは”チップメーカは新しいトランジスタの設計,の実験を始める”そうなのですが,ただ垂直的なジオメトリ・三次元構造は製造手順が増えるため,かかる費用に影響が出てくるとの事で,この先のイノベーションはどこに向かうのか興味があります。

この事に,451 ResearchのチーフアナリストEric Hanselman氏は次のように述べているとの事です。

「モノのインターネットやその他のさまざまな空間的に分散したコンピューティングのテクノロジーを考えれば、ダイの価格が下がることで、あらゆるモノに、これまでは価格面で不可能だった処理能力を詰め込むことが可能になる。たとえムーアの法則がこれまでもたらしてきた進歩が止まってしまってい、それによってさらに大きな革命が続いていくとわたしは考える」ムーアの法則が通用するのは2021年まで?--その次に来る革命は

確かにムーアの法則は,価格対性能比で18カ月で2分の1になるともいわれていることから
IoTのポテンシャルを考えればブレイクスルーが見えてくるような気がしてきますがどうなのでしょう smile

情報源:
ムーアの法則が通用するのは2021年まで?–その次に来る革命は – ZDNet Japan